証拠シート
「肌断食」に根拠はあるのか
この記事が根拠にした論文を、1本ずつ表にしたものです。何が測られ、どの濃度で試され、どんな副作用が報告されたか。数字はすべて、実際に PubMed で開いたアブストラクトに書いてあったものだけです。
- 6論文
- 5副作用の
記載なし - 5濃度の
記載なし - 0基準に
合う商品
- 公的資金3 本
- 資金提供なし1 本
- 資金源が確認できない1 本
- メーカー資金1 本
★ 「副作用の記載なし」は、「副作用がなかった」ではありません。
この 6 本のうち 5 本は、副作用について一言も書いていません。書いていないだけです。起きなかったとは、どこにも書かれていません。副作用が実際に報告されていたのは 1 本です。
この2つを混ぜないために、うちは機械(site/verify.mjs)で検査しています。台帳に「なし」とだけ書くと、サイトが公開されません。
| 論文 | 何を測ったか | 試験で使われた濃度 | 報告された副作用 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial Annals of internal medicine 2013 ・ PMID 23732711 ・ 公的資金 | 見た目の評価。皮膚のマイクロトポグラフィ(微細な凹凸)の1992年から1996年にかけての変化を、割付を知らされていない評価者が採点(光老化の程度) | 日焼け止め(広域スペクトル)の毎日使用 vs 任意使用、および β-カロテン 30mg/日 vs プラセボ の2×2要因。日焼け止めの SPF・塗布量は要旨に記載なし | 記載なし(要旨に安全性・有害事象の記載はない。ただし本文で β-カロテンについて「有益性も有害性も確定的には排除できず、さらなる研究が必要」と述べている) | 4.5年間(1992〜1996年) |
| Skin Recovery After Discontinuation of Long-Term Moisturizer Application: A Split-Face Comparison Pilot Study Dermatology and therapy 2020 ・ PMID 33026578 ・ 資金提供なし | 見た目・自覚症状の評価。乾燥・かゆみ・鱗屑・赤み・シワという「乾燥肌の典型的な症状」を、被験者の自覚評価(コホートI・II)と客観評価(コホートIのみ)で毎日採点。機器測定(TEWL・水分量)を行ったという記載は要旨にはない | 該当なし(濃度の概念がない研究)。条件は「顔の片側だけ、長年使ってきた保湿剤を中止する」(反対側はいつものスキンケアを継続)。保湿剤の製品名・濃度の記載なし | 記載なし(乾燥・かゆみ・赤み・鱗屑は、有害事象ではなく評価項目そのものとして測定されている) | コホートI は冬に2週間、コホートII は夏に3週間。要旨では14日目までの比較と、最長21日までの回復経過が報告されている |
| Effect of long-term use of moisturizer on skin hydration, barrier function and susceptibility to irritants Acta dermato-venereologica 1999 ・ PMID 10086859 ・ 資金源が確認できない | 機械の測定値。経表皮水分蒸散量(TEWL)と電気容量(皮膚の水分量)。さらにラウリル硫酸ナトリウム(SLS)のパッチテストで刺激への反応を評価 | 保湿剤を片腕に1日3回・4週間塗布(反対の腕を対照とする)。保湿剤の製品名・成分濃度は要旨に記載なし。刺激物質としてラウリル硫酸ナトリウムを用いたが、その濃度も要旨に記載なし | 記載なし。ただし結果として「保湿剤を塗った腕のほうが、SLS 曝露後の TEWL が有意に高かった(=刺激物質に対して弱くなった可能性)」と報告している。これは有害事象の報告ではなく、この試験の主要な結果 | 4週間の塗布+その後のパッチテスト |
| Daily emollient during infancy for prevention of eczema: the BEEP randomised controlled trial Lancet (London, England) 2020 ・ PMID 32087126 ・ 公的資金 | 臨床診断。2歳時点での湿疹の有無(UK working party 基準)。副次評価に EASI(医師評価)と POEM(保護者評価) | 保湿剤(Diprobase クリームまたは DoubleBase ジェル)を生後1年間、毎日全身に塗布+標準的スキンケア指導 vs 標準的スキンケア指導のみ。保湿剤の成分濃度は要旨に記載なし | 報告あり。生後1年間の1人あたり皮膚感染症の平均回数が、保湿群 0.23回(SD 0.68)に対し対照群 0.15回(SD 0.46)で、調整発生率比 1.55(95%CI 1.15〜2.09)。著者は「皮膚感染症のリスクが上がる可能性を示す所見がある」と結論に明記している | 介入は生後1年間、評価は2歳時点 |
| The impact of skin care products on skin chemistry and microbiome dynamics BMC biology 2019 ・ PMID 31189482 ・ 公的資金 | 皮膚表面の化学組成(質量分析)と微生物叢(16S rRNA)の多様性。細菌・古細菌・化学物質の多様性の変化を追跡。皮膚の見た目や水分量は測定していない | 該当なし(濃度の概念がない研究)。条件は4製品(フェイスローション、保湿剤、フットパウダー、デオドラント)を、使用中止期→指定製品の使用期→中止期という3フェーズで使う/使わないの切り替え。製品の濃度の記載なし | 記載なし | 9週間(被験者11人・25〜40歳) |
| Skin Cleansing without or with Compromise: Soaps and Syndets Molecules (Basel, Switzerland) 2022 ・ PMID 35335373 ・ メーカー資金 | 該当なし(レビュー。一次データを測定していない。界面活性剤の物理化学的性質・生物学的活性を文献から整理したもの) | 該当なし(濃度の概念がない研究=レビューで、自ら試験を行っていない) | 記載なし | 該当なし(レビュー) |
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