「ハリ」に関わる記事
6 本あります。
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「ミトコンドリアケア」は、ヒトで確かめられているのか
機序は本物。でも「塗って肌が変わった」の出典は、マウスと培養皿でした
「ミトコンドリアを回復させたらシワが戻った」で引かれる有名な研究は、マウスの遺伝子操作でした。クリームは使っていません。話題のウロリチンAの肌データは培養皿の細胞とマウスまで。唯一ヒトの塗布データがあるCoQ10も、その研究と総説を書いたのは製品メーカーの社員でした。健康な肌に塗って老化を測ったヒトの試験は、探した範囲では見つかりませんでした。効かないという意味ではありません。
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エクソソーム化粧品は、ヒトで確かめられているのか
「塗るだけ」を対照群を置いて確かめたヒト試験は、探した範囲で見つかりませんでした
エクソソームを対照群を置いてヒトで調べた美容試験は、探した範囲では3本とも「針か手術で肌を傷つけたあと」に使うものでした。「塗るだけ」に最も近い1本は対照群がなく、著者に製品を売る会社の所属者が含まれます。よく引かれる厚労省の注意喚起は、化粧品ではなく医療機関向けの「試薬」が対象でした。効かないとは言えません。言えるのは「塗るだけの確かなデータが、まだ見つからない」までです。
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【数字の出どころ vol.4】
「最先端」の成分は、ヒトで何本調べられているのか。8つ数えました
エクソソームのヒト比較試験は3件。3件とも、針で肌に穴を開けてから使っていました
同じ検索式で数えた、ヒトでのランダム化比較試験の本数
ヒアルロン酸 154レチノール 65セラミド 64ナイアシンアミド 48ビタミンC 46ヒト幹細胞培養液 6エクソソーム 3PDRN 2単位: 本(2026-07-14 実測)
★ これは成分の順位ではありません。「調べられた回数」であって「良さ」ではありません。本数が少ないことは、効果がないことの証拠にはなりません(分かるのは「まだ確かめられていない」まで)。逆に、本数が多いことも品質の保証ではありません——ヒアルロン酸の154本のうち最大の塊(71本)は、塗る化粧品ではなく注射・充填の試験です。検索式: "<成分名>"[tiab] AND skin[tiab] AND "randomized controlled trial"[pt](8成分とも同一。2026-07-14) PubMed で8つの成分に同じ検索式を当て、ヒトでのランダム化比較試験の本数を数えました。エクソソーム3件、PDRN 2件、ヒト幹細胞培養液6件、ヒアルロン酸154件。ただし、数え終わって残ったのは「本数では何も決まらない」という事実でした。エクソソームの3件は3件とも針か手術を伴い、ヒアルロン酸の154件の最大の塊は注射です。
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【誰が資金を出したか vol.3】
PDRN(サーモンDNA)の化粧品を調べたら、この分野の最初の第III相試験が「撤回済み」でした
ヒトで調べた試験は1本だけ。注射の第III相試験は撤回されていました
塗るPDRN化粧品のヒト試験は、探した範囲で1本だけ。31人・28日間・プラセボ対照なし。その論文は「利益相反なし・資金提供なし」と申告していますが、著者5人のうち3人が化粧品企業2社の所属です。そして注射(リジュラン)の第III相試験は2016年に撤回されていました。理由は「利益相反の開示の誤りと、資金提供元の誤った記載」でした。
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【誰が資金を出したか vol.2】
「飲んだヒアルロン酸が肌に届く」の出典をたどったら、ラットの呼気にたどりついた
塗るほうは独立資金でも確認され、飲むほうは独立資金の試験が1本もありませんでした
同じ「ヒアルロン酸」。塗る・飲む・打つで、根拠の質が違う
- 打つ(注入) 資金提供のない独立したメタアナリシス(RCT 12件を同定、6件を統合)。水分量と輝きは有意、弾力とメラニン指数は有意差なし。ただし、医師が針で真皮にゲルを入れる医療行為です
- 塗る(化粧品) 大学の資金による二重盲検試験(インドネシア36人)を含む複数のヒト試験。角層の水分量は上がったが、TEWL でも本人が感じる乾燥の自覚でも差はつかなかった
- 飲む(サプリ) RCTは存在し、7本を束ねたメタアナリシスもある。ただし今回一次情報で確認できたRCTは、1本残らずメーカーの資金か社員による研究だった
- 「飲んだヒアルロン酸が肌に届く」 唯一の出典はラットの実験。ヒトで、飲んだヒアルロン酸が皮膚に到達したことを示したデータは、今回の調査では見つからなかった
並べ替えの根拠は「誰が確かめたか」です。打つ=独立資金のメタアナリシス(Zhou & Yu 2025)/塗る=大学資金の二重盲検RCT(Muhammad 2024)ほか/飲む=メタアナリシス(Amin 2025)はあるが、確認できたRCT(Oe 2017・Hsu 2021・Dolečková 2025)はすべてメーカーの資金か社員/「肌に届く」=ラット(Oe 2014)。上にあるものを勧めているのではありません。注入は医療行為で、化粧品やサプリとは別の判断です 塗るヒアルロン酸には、大学資金の二重盲検試験を含む根拠があります。一方、飲むほうは確認できた試験が1本残らずメーカー資金でした。「効かない証拠」ではなく、「独立した検証が存在しない」という状態です。
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【誰が資金を出したか vol.1】
コラーゲンサプリの研究結果が割れている理由は、「誰がお金を出したか」だった
結果を分けていたのは、コラーゲンの種類ではなく「誰が資金を出したか」でした
「効果あり」と結論したメタアナリシスと、「臨床的根拠なし」と結論したメタアナリシスが両方あります。その2つを分けていたのは、コラーゲンの種類でも用量でもなく、その研究に誰が資金を出したかでした。
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