飲むもの
解説は書いていません。私たちが論文をどこまで辿れたかを、効果 / 副作用 / 使い方の3つに分けて、そのまま並べています。
「出典が見つからなかった」は「効かない」ではありません。調べたけれど確かめられなかった、という意味です。
成分のランキング: 3 位(6 点)
★ この順位は、論文が決めたものではありません。私たちが決めた重みで計算したものです。重みは 成分ごとの証拠 のページに全部書いてあります。
そして、順位は「効く順」ではありません。「調べられている順」です。
効果5 件
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飲んだヒアルロン酸が肌に届く
出典はあるが、その論文はそう言っていない
出典はラットに放射性炭素で標識したヒアルロン酸を飲ませた実験。24時間後の皮膚の放射能(3.81 PSL/mm²)は血液(1.68)より高かった。同じ実験で、168時間までに摂取した炭素の76.5%は呼気として排出されていた(糞11.9%、尿3.0%)
著者自身が「皮膚中の¹⁴Cの存在形態を直接分析していない」と限界に明記している。ヒトで皮膚中の濃度を測ったデータは見つからなかった。著者8名のうち7名がキユーピー株式会社の所属
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ヒアルロン酸を飲むと、肌の水分量やシワが改善する
企業資金の試験だけ
RCT7件を束ねたメタアナリシスは、皮膚水分量・弾力・シワ深さで有意な改善を報告している。ただし今回一次情報で確認できた経口RCT3本(日本人60人、台湾人40人、白人150人)は、すべてヒアルロン酸を製造・販売する企業(キユーピー、Contipro)の資金または社員によるものだった
独立資金の経口ヒアルロン酸RCTは1本も見つからなかった。資金提供元別のサブグループ解析をしたメタアナリシスも存在しない。「効果が否定された」のではなく「独立した検証がまだない」という状態
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飲んだコラーゲンはアミノ酸に分解されるので無意味
機器の測定値だけ
ヒトの血中から、コラーゲン由来のジ・トリペプチド(Pro-Hyp、Gly-3Hyp-4Hyp など)が実際に検出されている。10 g摂取後の Pro-Hyp のピーク濃度は約3.8 µg/mL(n=6)。総ヒドロキシプロリン濃度は遊離型より36〜47%高く、かなりの割合がペプチド結合のまま血中に存在していた
測っているのは血液までで、肌のアウトカムは一切測っていない。「血中に届く」ことと「肌が改善する」ことは別の問題。どちらの吸収試験もコラーゲンメーカー(ニッピ、Rousselot)の資金または社員によるもので、n=6〜8と小さい
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飲んだコラーゲンが肌まで届いて、肌のコラーゲンになる
出典はあるが、その論文はそう言っていない
出典をたどると、皮膚中のペプチド濃度(Pro-Hyp)を実際に測っていたのはマウス。同じ論文のヒトのパートでは、血漿までしか測定されていない
ヒトの皮膚に届いたことを示したデータは見つからなかった。著者自身も結論を「we propose that...(提案する)」という言い回しにとどめている
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コラーゲンを飲むと、肌の水分量・弾力・シワが改善する
ヒト試験まで辿れた
23件のRCT・計1,474人を統合したメタアナリシス(独立研究)は、全体では水分量・弾力・シワのすべてで有意な改善を示した。しかし同じ論文が、企業資金の入っていない研究だけに絞ると3項目すべてで効果が消え、質の高い研究だけに絞っても3項目すべてで効果が消えた、と報告している。著者らの結論は「現時点で、皮膚老化の予防・治療のためにコラーゲンサプリの使用を支持する臨床的根拠はない」
別のメタアナリシス(26RCT・1,721人)は水分量 SMD 0.63、弾力 SMD 0.72 と有意な改善を報告しており、結論が割れている。ただしそちらは資金提供元別の解析をしていない。日本人女性99人の試験(資生堂)では水分量は改善したが、弾力と皮膚の厚みは変化しなかった
副作用2 件
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飲むコラーゲンに副作用はない
ヒト試験まで辿れた
コラーゲンの論文8本のうち、有害事象について何か書いているのは2本だけだった。女性69人の二重盲検プラセボ対照試験が「試験を通して副作用は認められなかった」、韓国人女性64人の試験が「試験期間中、試験物質に関連する有害症状を呈した被験者はいなかった」と報告している
残る6本は、有害事象について何も書いていない。「書いていない」は「無かった」ではなく、「著者が書かなかった」という意味しかない。有害事象を報告した2本のうち1本はメーカー資金で、もう1本は資金提供元をPubMedで確認できなかった。独立資金と確認できた研究は、有害事象について何も書いていない
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飲む日焼け止めは安全(副作用がない)
企業資金の試験だけ
飲む日焼け止めの論文10本のうち、有害事象を明示的に報告しているのは1本だけ。それはメーカー資金の非盲検・対照群なしの試験(30人・12週間)で、「有害反応の自己記録により安全性を監視した」「試験担当医は、製品の使用に起因する有害事象はなかったとした」と書いている
★「起因すると判断されなかった」のであって、有害事象そのものが0件だったとは書かれていない。この2つは違う。メーカー資金の試験は他にもあるが、どれも有害事象への言及がアブストラクトに一切ない。1997年の試験(健康なボランティア21人)にいたっては、被験者の一部にソラレンを投与して意図的に光毒性を起こさせているのに、有害事象の記述がない。独立資金で有害事象を報告した試験は、1本も見つからなかった
使い方
調べましたが、この成分について「使い方」で書けることが見つかりませんでした。無いのではなく、まだ辿れていないという意味です。